家族葬が近年増えてきている理由とそのメリット

家族葬が近年増えてきている理由とそのメリット 故人の家族や親族、親しい知人を中心として行う規模の小さいお葬式を家族葬と呼びます。はっきりとした定義は特にないですが、参列者が30名程度までで、一般的なお葬式と同じく僧侶を呼び、通夜の翌日に告別式を行うケースが多いです。

近年では家族葬を選ぶ人が増えてきています。理由として挙げられるのは、現代の価値観に合致しているためです。高齢になるにつれ友人付き合いが減る人が増えています。また、自身のお葬式は簡素でいいと考える人も増えており、気心の知れた身内だけで見送ってほしいという考えが多数派だという現状があります。さらには、簡素に済ませたほうが経済的という節約志向にもかなうため、現代に適したお葬式の形だと言えるでしょう。

家族葬を行うメリットは大きく3つあります。1つ目はアットホームなお葬式ができることです。お葬式に限らず冠婚葬祭すべてに当てはまることですが、従来は付き合いで参加するケースが多くありました。そのため、遺族としても、故人とどういった関係であったかを判断しきれず、会場で会っても形式的なあいさつに終始するケースが多くあり、参列者も遺族もお互いに気を遣う必要がありました。家族葬はそういった気遣いをする必要がなく、本当に近しい身内だけで行えるため、形式的ではない心のこもったお葬式にできます。

2つ目はお葬式の費用を抑えられることです。通夜や告別式では、弔問客に失礼にあたらないように寿司やオードブルなどをふるまうのが一般的です。そのため、弔問客が増えれば増えるほどそれにかかる費用も増えていきます。ほかにも、式場の利用料や返礼品の購入費用や接待にかかる人件費なども馬鹿にならず、普段では考えられないほど高額な出費になります。お葬式の費用は全国平均で約200万円とも言われており、遺族にとってかなりの負担であることは否めません。参列者が少ない家族葬であれば、それらの費用をカットできるのもメリットだと言えます。

3つ目には自由な形式で行えることが挙げられます。世間体を気にしなくても構いませんから、例えば故人が趣味で作った作品を展示することも可能です。従来のしきたりに振り回されることなく、自由に故人を送り出すことができるでしょう。日本人の平均寿命は年々上昇しています。今後も高齢化が進むことを考えると、家族葬は時代に求められる理にかなったお葬式の形と言えます。人は誰しも死を避けられませんから、お葬式にはしっかりと向き合わなければなりません。来たるべきときに備えて、正しい知識を頭に入れておくようにしましょう。

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